フェイスブックより いのちのかたち こえをきくのこえは誰のこえだったのか

2018年は初めて初めての作品集をつくってもらった年だった。物事には然るべきタイミングがあって事が成されるような気がする。もちろん自分の意思は必要なんだろうけどそれだけではきっとないのだろうな。

記録に残しておくと良いと思って、と友人のつゆきくんからの提案で作品集をつくっていただくことになったのだけど素人の写真の記録と違いプロは何から何まで違った。何しろつゆきくんの写真は大学生の時から個人的に好きだったから。長い年月を経てまた再会をしてこんなふうに一緒に何かをつくるなんてことは当時は一切想像できなかった事なのだ。

つゆきくんのサイト→

今では個展をしても観にくることはないけれど、展示をし始めた最初の頃はお母さんにみてほしかった。さして興味もなさそうだったけれど私のやっていることを少しでも理解して欲しかったのだと思う。4年前の個展のサブタイトル「こえをきく」。顔をみることができても声を聴けない、そんな状況の家族を思ってつけたタイトルだったのだけど、これはじぶんのこえだったのかもなぁ。今になってそう思うのだ。

以下転載 ↓↓

〈個展が無事に終了しました〉

10/5より開催しておりました個展、「いのちのかたち -こえをきく-」無事に終了いたしました。

ご来場くださいました方、気にかけてくださった方々に心より感謝申し上げます。

今年もすてきな会場を使わせていただきました Itoyacoffee Factory、 伊東屋珈琲 高崎店のスタッフの皆さまありがとうございました。

高崎店にあまり在店できなかったのですが、足を運んでくださった方がたまたま知り合いで一緒に珈琲を飲んだよ、なんて話を聞くとすごく嬉しくなりました。

作品集もありがたいことに初版のうち用意した30冊最終日にぴったり完売となりました。

今回自分で眺めていて、自然光のなかで観る絵たちが光合成をしているようだと思う瞬間がありました。まるでそれぞれが息をして生きているかのように。

期間中、母を連れてお店に行きました。特に娘のしていることに興味はなさそうで、母とはお互い理解しきれない切なさをどこか感じていたのだけれど

何の話からか突然、こんなことを話してきました。

あなたが小さな頃ね、陽のよく当たる縁側にお布団を敷いて裸でよく日光浴させていたのよね。ほら、その頃って赤ちゃんを太陽のひかりに当てることが大切だって言われてたでしょう。いつもいつも嬉しそうだったなぁ。

そんな話は初めて聞きました。当然本人は覚えてなどいないのですがその話を聞いた瞬間、そのときに感じていたひかりが自分の絵のなかには確かにあるような気がしました。

たくさんの愛情をもらい、ただ生きていることが無上の喜びであった時の感覚を少し思い出せた気がします。

この秋から冬はあと3つの展示予定があります。またお知らせさせてください。

長文を読んでくださり
ありがとうございます(^-^)

バランスは常にとり続ける

外側ばかりをみていてはとれるものもとれないのだ。
じぶんのなかのあらゆる要素をみて感じてそれをパズルみたいに組み合わせて。

永遠に続くように思われるそのプロセス自体が本質の道だったとしたら?
嫌になるどころかずっと遊んでいられるのかもしれないね、子どもみたいに。

グループ展に参加します

10月も半ばを過ぎてきました。作業場と部屋の片づけが終わりきらないままストップしてる。年末まですっきりできるのか観察してみようと思う。来月1日から物語をテーマにしたグループ展に参加させていただきます。

物語と聞いてどんなことを想像しますか?
誰の人生ももれなく物語だなぁと思うようになってからそれほど
物語というもの自体に興味を抱かなくなったわたしなのですが・・・
そう、どうしたって物語になってしまうのです。

物語からうまれる作品展II
2022.11.1(火)-10(水)
11:00~16:00
Gallery きむらや
群馬県みどり市大間々町大間々477-9
駐車場あり詳しくはきむらやさんのインスタグラムをご覧ください。
きむらやさんのインスタグラム

その時々の季節を思いきり

10月になった。今年は思いのほか秋を楽しめているように感じる。
とても、いやかなり久しぶり。

展示の予定があると季節を全く楽しめなくなってしまう。
自分次第ではあるものの、それでもなかなか。。。
わたしは他の人よりも努力が必要。
それがゆっくりしていても心からリラックスできなかった理由かな。

季節を思いきり満喫できることは幸せなんだなぁ。
と言いつつこれから制作。
年内2つのグループ展に参加します。
詳細はのちほど。

置きざりにされたことばたち

いろいろ考えてるわりにはことばがなかなか出てこないのは小さな頃から。黙ってても分からないってよく言われてた。近頃はあまりそういうことも考えなくなっていたけれど改めてことばと想いとの関係を自分なりに思索している。正解はきっとないのだろうなぁ。

あなたのなかにわたしをみている

2013年に描いたこの絵。
ほんとうにわたしは自分を相手のなかにみていたのだなぁと実感している。
人間の単純さと複雑さを想う。

どうやって生きてきたんだろう

9月に入り、夏の名残を感じつつも秋のはじまりも感じる季節。個展が終わったら作業場を片づけするぞーと思いながら疲れがでたりしてあっという間に終わってしまった。9月もあっという間に終わっていきそうな予感・・・

ここにきてまた自分の弱い部分について考えている。
自分の現実をみることの難しさ。

逃さないように向きあってきたつもりなのに
だいぶ逃してばかりのわたしだったようなのである。

 

無事に終了しました

お盆を過ぎたら秋の空気がまざりこんできました。
今年も無事伊東屋珈琲さんでの個展を終了することができました。
ご来場くださった方や想いを馳せてくださった方々に心からありがとうございます。

回数を重ねて慣れることもあり、慣れないこともあり。
でもやらなければよかったと思うことは一回も無い。

特に今回は自分へのダメ出しもなくがんばったねと素直に思えたかなぁ。
いや、へっぽこな自分は変わってはいないんだけど、それでも
まるをつけてあげてもいいようなそんな気がしたのでした。

遠方からはるばるとやってきてくれた友だちに直接作品を感じてもらえたこと。
そう、作品って観るのもそうだけど全体で感じるものなんだよね。
だからその空間をできれば感じてもらいたい。
空間をつくりたくもあるのです。

終わった後の満たされた気持ちと疲れと浮遊感。
今しか感じられない気持ちを感じさせてあげよう。



自然と芸術

アリストテレス「自然は芸術を模倣する」
オスカーワイルド「芸術は自然を模倣する」
わたし「どちらもそうなんじゃないかなぁ」

展示のお知らせ

暑中お見舞い申しあげます。7月も終わりですね。どうも夏もリズムを崩しているのでは、と思うような印象の今年です。来週の土曜日から一週間、桐生の伊東屋珈琲2号店(Itoya coffee factory)さまで展覧会をひらきます。データをみていたら去年も同じような時にやってました。夏は苦手、と思っていたけれどもしかしたら身体がいちばん動くのは夏かもしれない・・・と思うようになり暑い盛りの展示となります。でもちょっと暑すぎだなぁ。どうかご自身を労わりつつこの季節をたのしめますように。世界平和というものがあるとしたら自分を大切にすることから始まるのではないかしらと。そのことにやや確信を抱くこの頃なのです。

あらい いづみ展
ほとりにたたずむ
I can hear you.

2022.8/6(土)-8/13(土)
10:00-19:00
最終日は17:00まで

会場 Itoya coffee factory
群馬県桐生市仲町3-15-20