秋が少しずつ

四季のある日本は季節が変わっていくグラデーションの時間を楽しめる国。
いつもならお盆が過ぎれば空気が秋にさっと変わったりするけれど、
今年はなかなか秋になりきらず夏と秋とを行ったりきたりしているみたい。

わたしはこのグラデーションが好きなんだなあと思ったりする。
ものごとが急に変わる訳ではなく少しずつ変わっていくその時間。

でも、自分のことだと何ですぐに変われないのだろうと思ったりもするのだ。
矛盾してる。この自己矛盾感はいつからか自分を苦しめるものとしてずっと
わたしのなかにあったけれど遠くからみたらグラデーションってとっても魅力的。

どの瞬間もそれぞれの色があって全体が成り立つのだもの。
そんなふうに思えるじぶんをみつけた。

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