2017年 8月 の投稿一覧

個展が無事に終了しました。

気がついたら2週間。
個展が無事に終了しました。

お越しくださった方々にはおひとりおひとりにご挨拶をしたいほどに
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

ほぼ毎日、高崎から桐生まで行ったり来たりの毎日でしたが
その最中には疲れって感じないものなのですよね。とにかく夢中で。
長い夢をみているかのような時間でした。
終わった後にぷちんと糸が切れたみたいです・・・

それでも何か、今回は感覚が違って疲れたというより空っぽになったなぁという感覚。
出し切れたからこそのこのぷちん、なのかもしれません。

うまくことばにいい表せませんが、今回は自分でも気合いが入っていて
とにかく良い展示にしようという気持ちで臨みました。

たとえ誰かに酷いことを言われたとしても、それを受け入れる覚悟で。
そんなふうに思ったことは初めてでした。

いつも大丈夫かなぁ?と恐る恐る作品を観ていただいていたのです。
周りのいい、悪いということばばかりを気にしていたなぁと思います。
それが良い意味で開き直れたのはやはり周りの環境のことが大きいです。

あのこが、がんばっているのだからわたしもがんばる。
ただその気持ちでしかなかったものが
最終的には自分がたくさんのプレゼントを自分がいただけたような、そんな気持ちです。

ありがとう。

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伊東屋珈琲さんでの作品展がはじまりました。

7日月曜日より、桐生の伊東屋珈琲さんでの作品展が始まりました。
初日は友人やずっとお世話になっている画家の先生が来てくださり
閉店の時間まであっという間でした。

こうして無事展示することができてまずはほっとするとともに
自分のこころがすーんと静かになっていくのを感じました。

今回は自分にとって特別な意味があるように感じています。
自分が絵描きとしてやっていくと、肚を決めてから初めての個展であるということ。
あとひとつはたいせつな家族のために祈りを込めた展示でもあるということです。

人間は究極のところ誰かを助けることはできない。

自分に何ができるかと問うたときにできることは
自分を一生懸命に生きることだけなのだと思い知りました。

だから自分にできることを一生懸命にやるって決めたのです。
それが世界に、誰かに、自分にできる唯一のこと。

これはわたしだけのことではないように思います。
何はともあれ、最終日まで自分もたのしみたいと思います。

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ラストスパート

いよいよ、来週から伊東屋珈琲さんでの個展が始まります。
いつのときも準備は足りていないような気持ちでいるのですが
これでばっちりというときはなかなかありません。

それでもいまの自分のせいいっぱいを意識してはいます。
わたしの作品はそのときの自分が色濃く出てしまっている気がします。
ライブみたいな。

サラリーマンをしていた数年前までは本当に酷いもので
気持ちの切り替えに時間がかかり、続かない集中力と
集中し始めるとまた仕事に行かなくてはならない悪循環とで
自分を苦しめていました。

昨年、本当に全てを失ったような状態になったとき
描くことだけが自分のそばにありました。

助けられたと思いました。

一般的には絵描きで暮らしを成り立たせることは
難しいとされていると思います。

私にとってもそれはずいぶん昔からのテーマで
「趣味でやりなさい」とか、「ゆめみたいなこといってるんじゃない」
ということばに無意味に傷ついてきていたように思います。
両親は公務員になるようにずっと私に言ってきたくらいの人たちです。
ずっと暗いトンネルのなかにいました。

それでも気づいたときには絵を描いて暮らしていくんだって
なぜだかそう思っていてしまった自分がいて、
歳を重ねれば重ねるほどに自分をだませなくなってきて

そんな頃パワハラにあうようになり、どうしようもないほどに
精神が崩れかけ逃げるようにサラリーマン生活にピリオドを打ったのでした。

時間がそれなりに経った今では経験に良い悪いもなくただただ貴重な経験ができた
と思えるようになってきています。
サラリーマンをしたから良かったと思うこともきっとね(あると思う。)

今は以前に比べて、描くことに時間を割くことできるようになりました。
アルバイトをやりつつの制作生活ですがしあわせです。
お金は課題だけれども少しずつ少しずつ。

手を動かすことはきっとずっとやっていくでしょう。
何故なのかは自分でも理由がわかりません。

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