やることが沢山ある、と思っているとせかせかした気分になってしまって集中力も削がれるし何しろ落ちつかない。自分の性質から余計にそうなるのも最近では自覚しているけれどなかなか自分の本分に集中しきれないのはどうしてなのか。
「あの人のところにお手伝いにいけるかなぁ、いや今は自分のことしないといけないでしょ。いやでも行こうと思えば行けるかも」
自分を優先することを心地よく感じていないみたい。誰かに貢献すること=良いことであるという想いの方が強く自分へ貢献することは考えたこともなかった。頼まれたら引き受ける、困っている方がいれば手を差し伸べることが強く自分の中に根づいていた。
どうしてそんなふうに考えるようになったのか…思い返してみると父親の「お前はわがままだ」という言葉が浮かぶ。呪文のように言われ続けて育った。「お前は普通じゃない」という言葉も。わがままっての思う通りに行動してはいけないってこと?普通ってどういうことなの?何となくこのままでいてはいけない感じがする。それは自分のエゴをゆるさないという観念にも繋がっていく。
ずっと普通であるということに憧れの気持ちがあってもっと頑張らないと普通になれないと思って生きてきたということに漸く気づく。自分の意見を言ったり主張してはだめ、わがままだから。そうして生きているうちにわたしはどこかに追いやられいつしか自分がどうしたら良いのかさえ分からなくなっていた。
いや自分を生きずしてどうする、せっかくわたしに生まれてきたのに。
自分の想念と一体化し過ぎているとこんな些細と思えることにも気づけなくなってしまう。
あれをする?これをする?毎日が小さな選択の連続。それにストレスを感じる自分。
この世界には普通なんてどこにも無いと分かったのにどこかでそれを探してしまう自分。
わたしはこれがしたいの。
シンプルに答えがでてくる自分に出会いたい。