ずっと不思議に思っていた「生きてる」という感覚。
それなりに生きてはきたのに不思議だなぁという気持ちが時々湧きあがる。
誰に話すこともなく、こんなことを言ったら暗い人だと思われるかもしれないとか
大人なんですからそんなことを話したらおかしな人と思われちゃうかなとか。
ヒトの感覚はそれぞれで考えもそれぞれということは大人の頭では当たり前。
「死」に対しては積極的に考えないようなバイアスを自分でかけていたのかもしれず。
恐れがいっぱいあるから。
でも、でも何でだろう?という感覚とは常に友だち。
日々労働や生活にまみれているとそういうことは考えないで済む。
目の前のことに精一杯で遠ざかってしまうけれど答えのない「生きる」ということ。
思考の渦に取りこまれたら苦しくなるけれども
それでも知りたいという欲求。
子どもじみている?
「大人なのだから」という意識が邪魔してるような気もする。
歳を重ねないと分からないこと。突然変異で全く違った人になる訳ではない。
そこには体感が伴う。
自分がいつかは死ぬということも頭では理解している(つもり)。
でもそこにリアリティは無い。何故なら今は生きているから。
どんなに歳を重ねても身体は絶えず生きる方向にしか動かない。
病気を得たとしたら生き方のバランス崩してるよというお知らせのサイン。
肉体という仕組みの完全性にいまさら驚くばかりなのだ。
いつだって私たちは不完全で完全なのだなあ。
そのことに深い感謝の気持ちが溢れるこの頃なのです。
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