人と人との関係性においては「ことば」を無くして
コミュニケーションは不可能なことが多い。
自分の想いを伝える、理解しあうにはことばが無ければ成り立たない。

だけれども想いがスムーズに伝わりあうことばかりではないし
勘違いから関係性が崩れてしまうことだって、ある。
伝え方が悪いのか?どのようにしたら目の前の人に理解してもらえるのかな
どうしてそういうことが起きてしまうのかなぁと長らく考えていた。

数年前、そのことが急に腑に落ちたときがあった。
ことばに対して意味づけている土台が違うのだから当たり前じゃないの。
どうしてこのことが分からなかったのだろうとは思ったのだけれど。

ことばにはことば自体が持つイメージがあると思うが
フォーカスすべきは恐らくそこではない。

その人のことばのチョイスの後ろにあるもの・・・
そこを感じることができないとその人が思っていることには
辿り着けないのかもなぁって思った。

そしてことばのみのイメージに傷ついたりするのだ。
もしかしたら発言するその人自身も意識していないこともあるのかな。

ことばそのものに捉われ生きてきた自分を想う。

心はどこにあるのか小さい頃から不思議に思っていた。
脳なのかな?って思うけれど悲しいことがあったときに
痛みを覚えるのは心臓の部分。胸が痛くなる。
だから胸の中心なのかな。

そういえば感情は体に記憶されると何かで読んだ。
だったら胸ばかりでもないのかなぁ。

この空間に在る体というもの。
目には見ることのできない心。

ひとの不思議は計り知れない。